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ビョーキの果て

江戸川乱歩の 猟奇の果て ならぬ ビョーキの果てである。

結論から言ってしまおう

簡潔 & 品位 だ

まずは簡潔・・・。

昨今の国産製品を見渡すと、どれもがごてごてと装飾性の高いものや、
付加価値をこれでもかと付け足したものが目に付く。
高級車はドアを開けるだけでシートが前後に移動するし、キーをポケットに入れているだけで認識してくれる。
もう至れり尽くせりだ。

それに比して、海外の製品はシンプルで簡潔だ。
そのモノの存在意義に徹した機能だけに絞って必要充分な構成になっている。
機能美というのだろう。

しかしいつからこうなってしまったのだろう。
すくなくとも江戸時代までの日本の生産品はシンプルで機能的で、芸術にしても枯れた美を追求していたではないか。
明治維新で外国の文化を取り入れることに目が眩み、本来の日本の美意識を捨て去ってしまったのか。

我々の趣味であるオーディオ製品にしても国産の高級品の中を覗かれたことがあるだろうか?
それはもう星の数ほどのデバイスがぎっしりとプリント基板に並び、回路図を俯瞰すると、よくもまあというほど複雑な回路構成になっている。

それで出てくる音はどうなのだ。聴くも涙、語るもお笑い・・といったありさまだ。

そりゃあそうだろう、音の良さよりもスペックの数値や見せ掛けの外観、そしてなによりも利潤を優先させる経営陣や営業部の言いなりなのだから・・・。

普通に考えても複雑になるほどピュアになる・・などとの帰結が導かれるはずがないではないか。

負帰還にしても確かにかければ歪率は下がるし、パワーアンプであればダンピングファクターは上がる。
セールスポイントになるわけだ。

しかし確実に音は悪くなる。

もっとも、低レベル、低次元での段階で、手っ取り早く性能を上げるには有効だが、それは我々には縁の無い世界での話だ。

良いものが高価になってしまうのはいたしかたないが、
高価にするために複雑にする・・・のは、やめて欲しい。

そして品位

国産品は高品質だ。

しかし私が望むのは高品位なのだ。

品位と品質は似て非なるもの。

品位とはなにか・・・

それは作った人間の志とセンスである。

国産品は確かに高品質である。しかしそのモノにセンスのかけらも感じられないし、作った人間の良識と志、そして閃きやパッションが伝わってこないのである。

私はこのブログで常に高品位・・という語彙を使用してきた。
高品質はあたりまえのことだ。

品位の無い品質は空しい

モノであれ人格であれ品位を大切にしたいものである。

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いったいどうなっているんだ!

最近あちらこちらでプライトロンのアイソレターが導入され物議をかもしているが、元々は大天使心得さんが紹介されていたのを拝見したのがきっかけだ。

さてその大きさ、つまり容量はどの程度のものが適切なのだろうか?

もちろん繋ぐ機器によって違うわけで、ひとつの目安は消費電力。
最低限その機器の消費電力と同じものが必要だが、それでは貧相だ。

まず最低その3倍は欲しい。

私は例えばFF800の場合は消費電力の100倍の容量を確保している。
まあこれなどは思慮分別のなさを露呈しているわけだが、
常に一定の電力を消費する機器と、パワーアンプのように流動的な機器では事情はかわってくる。(A級は別)

陳腐な例で恐縮だが真水に食塩を加えていくと濃度は上がっていくが、
ある量以上は飽和して濃度は上がらなくなる。
それ以上食塩を加えても沈殿するだけで無駄だ。
だから飽和濃度分の食塩でいいか?
答えはノーだ。
なにかの拍子に水量が増えたらたちまち濃度はさがる。
無駄なようだが余分に食塩を放り込んでおけば、水量が急激に変化しても常に飽和状態を維持できるのだ。

まあそれにしても物事には限度というものがあるわけで、100倍はやりすぎかもしれない。
諸般の事情を勘案すれば10倍というところが適切だろうか・・・。

そのあたりはいずれjillart支社長が答えを出してくれるはずだ。
私ははいつまでたっても100倍音頭を踊っているだろう。

もうひとつ気をつけなければならないのは、コストパーフォマンスやスペースファクターだけではなく、
大きいほど良いと言えない事情もあるということ。

コンデンサーなども同じ銘柄なら小容量のほうが高域特性が良い。
真空管にしても1000V球のRS237などは実に豪快かつ繊細に鳴るが、やはり貴公子Edなどはパワーは小さいがより繊細でカチッとした音がでる。整流管でさえ例外ではない。

ようするに物事は表裏一体、言いかえればあちら立てればこちら立たずということだ。
もちろん高品位なモノほど繊細さと豪快さ、そのどちらもが高いレベルでバランスしているわけだ。

はてさて、着地点はどのあたりに・・・

ああそうそう

今日はpremium2の電源をプチ強化した。
スイッチング電源への供給電圧をDC150Vから210Vにアップし、チョークを2パラにした。

DSCN0339_convert_20080801225050.jpg  DSCN0343_convert_20080801225352.jpg

前にも述べたがAC180Vをコンデンサーインプット整流するとDC250Vになるが、チョークインプットならDC160Vになる。
今回2次側電圧をAC240VにアップしてDC210Vを得た。
ダブルのチョークも効くだろう。

結果は些細な音が聴き取りやすくなり、タイト感もより良くなったようだ。

明日はこの音で行こう。
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Author:hamond
つれづれなるまゝに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
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