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ダンディズム

AcousticTaoさんが五味康裕氏の著書「オーディオ巡礼」を紹介なさっておられるが、

私は岩崎千明氏の「オーディオ彷徨」、そして伊藤 喜多男氏の「音響道中膝栗毛」を紹介させていただこう。

私の文章力でお二人の著書の魅力を表現することはとうてい不可能であるが、いちばん感じたことは「男のダンディズム」である。そして豪快なまでの実行力とはうらはらに、究極なまでのナイーブさを持ちあわせておられるということ。

岩崎さんの文章を読んでいると、モノに対して愛情を持つということは、結局自分を愛することと同じなんだなあと気づかされる。

アメリカ空軍高級将校からもらった1本のユニット D-130.
電車に乗って手を持ちかえ、持ちかえ、それを抱えて歩く岩崎氏は、自分の存在を抱えて歩いていらっしゃったのだろう。

昨今のオーディオ機器にはたしてこれだけの愛情を注ぎこめるモノはあるのかというとはなはだ疑問だ。いや、無いと断言しても過言ではないだろう。

まだ読んでおられない方にはぜひお勧めしたい。
(オーディオ彷徨でググると「私とJBLの物語」が読めるようである)

人間としての自分の在り方(そしてオーディオ愛好家としての自分)をみつめなおすきっかけになること請合いだ。

蛇足になるがJBLといえば、オーディオファンなら誰一人として知らぬものは無い有名ブランドであるが、私にとってのJBLは1949年にジェームス・B・ランシングが自殺し、その設計思想が薄らぎはじめる1960年ごろで終わっている。
ロングヴォイスコイルのウーファーはランシングの遺志に反する。
その後の製品はJBLというブランドであっても、その実態はその後ガウスやTADを監修したバートロカンシー主導の製品であり、ジェームス・B・ランシングのポリシーがすべて継承されているわけではない

世の中 変わった  

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P1010409_convert_20090325093103.jpg P1010408_convert_20090325092956.jpg
左上はアルテック515に換装するまで愛用していた2215B 右上は過去25年愛用したウッドホーン2397
下の2枚はJBLがFenderのベースアンプ用に納品していたD140F 後にF140→K140となる

comment

管理者にだけメッセージを送る

No title

hamondさま

はじめまして、宮崎と申します。
岩崎先生の著書「オーディオ彷徨」は「私とJBLの物語」だけでなく、
すべてネットで読めるようにしております。
http://www.audiosharing.com/people/iwasaki/houkou/houkou_1.htm

上記のページをご覧ください。

No title

宮崎様

コメントありがとうございます。
貴重な書籍を公開していただきありがとうございます。
私は幸いにして「オーディオ彷徨」の単行本を所有しておりますが、
いま現在のオーディオロマン不毛の時代に、このような夢と希望に満ちた文章を、目にした事のない方々に読んでいただける事はこの上ない福音だと存じます。
ありがとうございました。hamond

No title

hamondさまの言われるとおり、オーディオロマン不毛の時代だと、私も感じております。
私も昨年9月からブログを始めました。
今日から、岩崎先生のことをまとめて書いています。
お読みいただければ幸甚です。

audio identity (designing)
http://www.audiosharing.com/blog

No title

宮崎様

くしくもすでに貴ブログは愛読させていただいておりました。
内容はもとより、感受性豊かな文体が私好みでございます。
(えらそうなことを言って申し訳ございません)
さて、貴ブログにはリンク欄がおありでないので、拙ブログに一方的ですがリンクを貼らせていただいてよろしいでしょうか?

No title

拝読していただき、ありがとうございます。
リンクの件もありがとうございます。

No title

はじめまして。
突然失礼します。

>ロングヴォイスコイルのウーファーはランシングの遺志に反する。

エンジニアであったランシングが現代に生きていたらどう考えるでしょう?
技術者の私はそういう発想してしまいます。
作られた当時最先端だったウエスタンに対してもそういう発想します。

優れた技術者は論理に対して意地を張らずに率直です。コンピュータ上で設計や解析が出来る現代、60年も前の技術で設計するとは思えないのです。

JBLの名前を冠してその火を消さずに、
化石化させずに、
その時代時代の進化した技術を取り入れていくことそ、
ランシンングヘオマージュだと私などは思うのです。

オーディオは純粋に音や技術だけでなく、
機器の背景にある「物語」も趣味の対象です。
そこに重心が掛かる人と、
より音質の方にに重心が掛かる人との違いかもしれませんね。



趣味の頁に突然、
異論の書き込みをしてしまい失礼致しました。

No title

ブルータスさま、拙ブログの古いエントリーにコメントいただきありがとうございました。
素人のたわごとに目をとおしていただき、コメントまでいただいて、たいそう嬉しく存じます。
おっしゃるとおりランシングさんの胸のうちはランシングさんでなければわからないですね。
ただもう、私には昨今のオーディオ機器にはロマンのかけらも感じられなくなってしまいました。
さすがにデジタルアンプの性能には脱帽いたしますが・・・・・。
プロフィール

hamond

Author:hamond
つれづれなるまゝに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
究極の感動を味わうために日夜悪戦苦闘しております。
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よろしくお願い致します。

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